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我と供に先祖を養う

先祖供養の図

みなさん。こんにちは。

お盆ですね。

今年はオリンピックの影響で、お盆や終戦というものが例年ほどには集合意識として形成されていないように感じています。

でも、僕らにとってオリンピック以上に大切なのが先祖供養です。

それは、僕らの過去やルーツに関わるからではなく、僕らの今と未来に関わるものだからです。

人の今現在の性格や思考パターン、反応パターンの多くは、記憶によって成り立っています。

これまでの人生がこうだったから今の私はこうなのだと。これまでがそうだったから、きっと未来はこんな感じだと。

人間とは過去の記憶の産物です。

そして僕が専門としている心理療法の世界では、そういった今の反応の原因となる記憶を掘り下げていくことを行います。

そうすると、僕らの潜在意識に保存されている記憶の多くは、自分がこの人生で体験したものではなく、先祖代々の記憶であるということが明かされます。

貧困の恐れや執着。自信の無さ。他人に対する恐れ。存在することに対する罪悪感。そういった反応の多くは、今の人生を体験をする前から、僕らの潜在意識に先天的に保存されているものです。

だから、自分の潜在意識の中に残っているご先祖の渇きを癒し、ご先祖を思いを満たしていくことで、自分の思考パターン、反応パターンを変えていくことができるのです。

自己啓発、能力開発の究極です。

そして供養とは供に養うことです。

今の生活で学びを得たら、その学びを自分だけではなくご先祖にまで捧げ、ご先祖の学びとして、ご先祖を養う。

今の生活で美味しい物を食べたら、その喜びと満足をご先祖にまで届け、それによって飢えて亡くなったご先祖の無念を癒す。

努力で何かを成し遂げたら、その経験と自信を、無力感に苛まされているご先祖に捧げ、ご先祖の人格的成長に役立ててもらう。

そうしていくことでご先祖は学び癒され、ご先祖もまた成長していく。

能力開発的とか心理療法やNLP(神経言語プログラミング)などの文脈で言うとこれは、潜在意識の書き換えをしているということです。

ですので、当然そのまま今の自分の変化、成長として現実に反映されます。

今日はご先祖との距離が最も近い1日。

僕は静かに瞑想して、ご先祖と交流したり感謝を送ったり、ここ最近得た学びや豊かさのシェアをしました。方法はシンプルに祈り(意乗り、意宣り)です。

自分が今体験できている豊かさは、ご先祖が苦しみ耐え抜いて命をつないでくれたことで得られたものなので、これはあなたの成した成果なのですよと、ご先祖に感謝と供に捧げる。

そして自分もまた、先祖代々が紡いだ意図の集大成として、最高傑作として、この瞬間に生を受けて生きているのだと、その存在の誉れを自覚する。

こうして自分自身と供にご先祖を養うことが、その人の人格の柱を太く尊いものとしていきます。

ということでみなさま。

今日の良き日をご先祖と供にあらんことを。

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