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映画『悪人』の閉塞感にリアルを感じた

今日は家族がいないのを良いことに、夜中の3時半から映画を観始めて今見終わったわけだけど、

映画「悪人」の写真

『悪人』  李相日監督

素晴らしすぎた。

田舎の絶望的な閉塞感も、誰かと出会いたいという後ろめたい希望も、そして性器を交わしてもその人と出会ってすらいないという青臭いセックスへの失望も、すごくリアルでヒリヒリする。

なにより演技が圧倒的。

僕の中で毎年秋の恒例行事『憂鬱映画祭』が開幕したわけですが、

もうグランプリはこれに決まりかもしれません。

観た後に喜怒哀楽のどこにも分類できない深くて重い感情が生まれてしまって、それをなんとか言葉で言い表そうとしても、まったく追いつかないような時、これこそが映画だなと思うわけだけど、まさにそんな風に言葉を失う圧倒的な映画だった。

観てない方にはオススメします。

それにしても、とても久しぶりの映画。やっぱりいいですね、映画は。(DVDで鑑賞だけど)

次の憂鬱映画は「八日目の蝉」とイニャリトゥ監督の二本を予定してます。たった二時間とは言え、観るのにものすごい気合と集中力と覚悟がいる。

それが憂鬱映画祭(笑)

開幕です。

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