GEOで借りた漫画『惡の華』が個人的には、異様に面白かったので記念に書いておきたい。
どこにも行き場がなくて吐き気がするくらい退屈な田舎町で鬱屈した青春時代を、文学に精神をこじらせつつ生きた自分には、懐かしいとさえ思えた。
中二病の先に見ようとした「向こう側の世界」
そんなの無いんだけど…(笑)
そして誰かの心に巣食う自分と同じ種類の闇を見て、共犯関係みたいに惹かれていく感覚。
僕はもうその闇に乗っ取られることは無くなったけど、今でも不思議なくらいにその闇を持った人を引き寄せる。
まあ、仕事柄あたりまえなんだけど、プライベートも含めて本当に不思議なくらいに。
で、「その憂鬱、僕はよく知ってるよ(笑)」って言うと、相手も笑う。
どうしても嫌いになれないんですよね。その闇が。
むしろ惹かれる。
『惡の華』
前半の6巻くらいまでは中二病が走りすぎて行き過ぎるけど、後半にちゃんと昇華されます。
青春時代的な闇に浸って、もう一度中二病をこじらせたい夜にオススメします。
それにしても「クソムシが」って、たまらないですね(笑)
[…] 漫画『惡の華』が僕の感覚にピッタリきたので、同じ作者の『漂流ネットカフェ』という作品を借りてきて読んだ。 […]