月別アーカイブ: 2012年10月

TEDとの距離

今日の夜はプロジェクターを使ったプレゼン練習会だ。

プレゼンターの皆にメールすると、夜中に「今作ってます」とか「今から作ります」と返事が来たけど。大丈夫だろうか(笑)

かく言う私もパワポを使うのは初めてで、結局夜中4時まで作っていた。

初めてスライドを創ってみてわかったのだが、言葉だけでスピーチをすることと、パワーポイントの絵や文字で表現することは、随分と違った作業で、使う脳も違う。

まるで小説を書くことと、映画監督をすることくらいに違う。

でも、文字だけではなく写真や色を使うことによって、見る人の生理にまで影響を及ぼせるこの表現方法の可能性の大きさに興奮もしたし、

同時に自分に足りてないものの大きさにも気付かされた。

表現の自由度が上がると、それだけ自分のコンテンツ力の薄さが明らかになる。

こうして自分で作ってみて、ようやく世界最高峰のプレゼンであるTEDの凄さがわかった気がした。

産みの苦しみの中に入って自分で発想して組み立てることで、TEDと自分とを隔てる圧倒的な距離をしっかりと実感できた。

でも、これはとても嬉しいことだ。

距離さえわかれば、無意識は勝手にそこを埋めようと進み始める。実はもう既にそうやって動き出している自分を実感している。

だから、遠いけどとてもわくわくしている。

と同時にとても清々しい気分だ。どうあがいてもこれが現在の自分なんだと、創ってあがいてようやくそれを受け入れられた。

現在点を受け入れたら進み出すことができる。

ここからがスタートだ。

新しい表現方法を得ることで始めて人は新しい引き出しを準備して、必要な情報をストックし始める。

この写真は使えるな。このフォントの使い方印象的だな。こういう図解はわかりやすいな。

と、インプットする意識が変わってくる。

頭の中で組み立てる内容が変わってくる。

そういう変化がもう自分の中で始まっている気がする。

表現方法の質が、インプットの質を変え、内面を変え、感性を刷新するのだ。

今後が楽しみ。

ひとまず今日の練習会は、赤裸々に自分の現在点を示してこようと思う。

映画『悪人』の閉塞感にリアルを感じた

今日は家族がいないのを良いことに、夜中の3時半から映画を観始めて今見終わったわけだけど、

映画「悪人」の写真

『悪人』  李相日監督

素晴らしすぎた。

田舎の絶望的な閉塞感も、誰かと出会いたいという後ろめたい希望も、そして性器を交わしてもその人と出会ってすらいないという青臭いセックスへの失望も、すごくリアルでヒリヒリする。

なにより演技が圧倒的。

僕の中で毎年秋の恒例行事『憂鬱映画祭』が開幕したわけですが、

もうグランプリはこれに決まりかもしれません。

観た後に喜怒哀楽のどこにも分類できない深くて重い感情が生まれてしまって、それをなんとか言葉で言い表そうとしても、まったく追いつかないような時、これこそが映画だなと思うわけだけど、まさにそんな風に言葉を失う圧倒的な映画だった。

観てない方にはオススメします。

それにしても、とても久しぶりの映画。やっぱりいいですね、映画は。(DVDで鑑賞だけど)

次の憂鬱映画は「八日目の蝉」とイニャリトゥ監督の二本を予定してます。たった二時間とは言え、観るのにものすごい気合と集中力と覚悟がいる。

それが憂鬱映画祭(笑)

開幕です。

コーヒー断ちでカフェインの効用をマスターする

先日、丸一日のコーヒー絶ちをして(正確に言うと、コーヒー断ちを1日で挫折して…。)カフェインの凄さを実感しました。

コーヒーの図

一日カフェインを絶つだけで、これほど集中力が落ちて無気力になるものなのかと驚いたのです。

そして、その後にコーヒーを飲むことで、数分で頭が冴えてきて、脳の外側から中心へと覚醒が行き渡っていく感覚をとてもリアルに、手に取るように実感することができた。

そして分かったのです。

この感覚がカフェインの力なのかと。

カフェインのことがとても良く理解できた。

そして、これはもしかしたら「カフェインをマスターすることができるのでは!?」と思えたのです。

これまでの自分には、カフェイン不足で無気力な時もあれば、逆にカフェインが効きすぎて生産性が落ちていた時も多かったということが、今振り返るとよく分かる。

例えば、私にとって文章を書くのにベストな静かな集中状態というものは、なかなか整えるのが難しい精妙な意識状態だと思っていたのだけど、なんてことはない。

これもカフェインの量の問題にすぎないことがわかってきた。

具体的には前日夜のコーヒーを抜いて、朝にコーヒーを一杯飲んだ後の覚醒水準が私にとっては最も文章を書きやすい状態なのです。

他にも、頭は冴えているのに神経が興奮気味で文章と向き合う気持ちにはなれないような状態も多かったのだけど、それはカフェインの取りすぎの結果なのだということが分かってきた。

それがわかると、自分の状態管理がとても容易になります。

今日は夕方4時に本日2杯めのコーヒーを飲んだのだけど、夜9時半の現在も微妙に脳の中にカフェインの覚醒が効いている。だから今コーヒーを飲むと頭がカッカと火照りだして集中力は逆に落ちてくる。今のままを維持していればあと数時間は仕事に集中できる。

そういう判断が体感や脳や視野の感覚を通じてとてもよくわかるのです。

自分の状態管理能力(7つの習慣で言う「自覚」の力)が1つ高まった感じですね。

非常に役だっています。

カフェインの一日絶ち。もしくは、カフェイン断ちを1日で挫折するのは(笑)自分の意識状態とカフェインとの因果関係を再認識する上で非常に有効です。

みなさんも是非一度試してみてください。

カフェインをマスターすることができるはずです。

刃を研ぎ、種を撒き続ける

先月から、主催のワークショップで自己啓発書の名著『7つの習慣』をテキストに取り上げ、自分の仕事や人生を見つめ直すことに皆で取り組んでいます。

これをきっかけに、私も改めて自身の仕事の生産性やパフォーマンスを高めるための取り組みをはじめました。

習慣形成の3つの輪(知識ースキルーやる気)をそれぞれに拡大して螺旋状に成長させていくと、パラダイムシフトが起こって、違う高みへと進んでいける、というような話を受けて、今それに取り組んでいるのです。

実際にやっている仕事そのものはとても地味なのですが、その地味な作業の継続によって螺旋状に高まって、いつかは世界にインパクトを残せるような大きな仕事ができればいいなと、そんなことを思っています。

そして今は幾つもの新しいプロジェクトをスタートさせながら「結果を見守る」というようなこともやっています。

ひとまずたくさんの種類の種を撒いてみて、元気に芽が出るものは鉢に植え変えてやる。芽が出ないものは捨てる。そしていくつもの鉢植えに同時進行で水をやりながら、さらに元気に育ち自分に使命感を感じるものはしっかりとコミットしてヴィジョンと志を掲げる。

そんな感じの仕事の仕方です。

そうやって複数のプロジェクトを同時に進行させるのはスケジューリングが難しいなと思っていたら、AKB48の秋元康氏はなんと常時100くらいのプロジェクトを同時進行させているそうです。

『AKB48』という成功も、数100の種を撒いたうちの大きく育った1つなのですね。決して最初からそれだけにエネルギーを投資していたわけではない。

種を撒き続けることが大切ということですね。

頭の中であれやこれや先をシュミレートしても時間の無駄で、とっとと世の中にそれを問えばいい。つまり行動して種を植える。あとは市場が判断してくれる。

スピードの早い今の時代は、綿密に市場調査したり戦略を立てるより、種を撒きつつ、育つのを見守りつつ、その局面に応じて戦略を練っていくほうが面白いしリスクが少ない。

ということで、自分の知力、体力、生産性、表現力。それらを日々どんどん高めて、面白い企画やプロジェクトをどんどん形にして行ける大人でありたいですね。

私の勉強会のメンバーの皆さんには、そうあって欲しいと思っています。

たくさん学んで、お互い高めて行きましょう