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真心を発見する

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ベッキーがやらかしちゃいましたね。

初のスキャンダルが不倫だとか。

相手に妻がいることを知っていながらの恋愛。

そしてどこから流出したのか、LINEのやり取りまで明かされている。

その中には「卒論」という表現で「離婚届」を提出するために話し合っている2人のやり取りがありました。

好感度タレントのベッキーのスキャンダルということで大騒ぎになっていますが、みなさんはどう感じていらっしゃいますか?

いろんな声が上がっていますね。

「売れない時代を支えた奥さんを売れた途端に捨てるなんて、奥さんの悲しみははかり知れない。」

「ベッキーも結局はそういう人間だったんだ!」

「離婚届を卒論と言って嘲り笑うなんて、最低!」

などなど、

いろいろありますが、誰もがこの出来事を通じて自分自身の恐れを見ているのですね。

相手の奥さんがどんな人で、二人の間にどんな歴史があってこの決断に至っているのか、それは当人にしかわからないことです。

でもそこに「捨てられる女の物語」を投影する。

それは自分自身の無意識に潜む恐れであって、バンドの男性もその奥さんもベッキーも本当には関係のない話です。

同じように、あのLINEのやり取りを見て、奥さんのことを馬鹿にしていると感じる人がいる。

離婚届を『卒論』と表現していることを蔑みだと感じる人もいる。

でも、逆に『卒論』という表現に、できるだけ誰も傷つけたくないベッキーの優しさを見る人もいる。

LINEのやり取りに、自分の出来る限り奥さんへの配慮や思いやりを持ちながらも、それでも自分の愛に忠実に生きようとする女の強さを見る人もいる。

見え方は人それぞれ。

皆そこに『自分自身の内面』を見ているのですね。

自分の中にあるものを通じてしか、人は外の現象を理解できないということです。

話は変わりますが、私は世界最高峰であるサッカーのスペインリーグを見るのが好きなのですが、

今シーズンからスペインリーグに移籍した日本人に、乾貴士という選手がいるのです。

なかなかチャンスを活かせずに苦戦していたのですが、先日ようやく初ゴールを上げたのです。

それも見事なカーブを描いてゴールポストの右隅に吸い込まれた美しいゴールです。

それを見て「良かったなぁー」って。

「ほんと良かったな~、乾!! 良かった良かった!」って、自分の息子を想う父親のような喜びと祝福が自分の腹の底から沸き起こってくるんですね。

嬉しくて嬉しくて。

その何の混じりっけもない祝福のエネルギーに自分が包まれて、

相手を思う以外に何の打算もなく純粋に喜べる自分の心を体験して初めて、

無意識は知るわけです。

もしかしたら、私の周りの人達も同じように私を打算無く祝福してくれていたのかもしれないと。

もしかしたら人間はそれほど醜い生き物ではないのかもしれないと。

この世の中は本当は自分が思っている以上に愛が溢れているのかもしれないと。

そうやって、自分の中に沸き起こるものを通じて世界観は更新されていくのです。

ベッキーが問題なのではないのですね。あのバンドの男が問題なのでもない。

世の中が汚れているわけでもなく、

人は自分の中に真心を発見するまでは、

そしてそれが何があっても揺るぎないのだと確信できるまでは、

悪意のある世界に恐れとともに居続けるということです。