妻が子供達を連れて先に実家に帰っているので、僕は昨日から1人で大阪に残っている。
普段ガチャガチャとうるさい子供達が今日はいない。それが淋しくもあり、快適でもある。
子供達がいなくなってみると、あの子達に頼られていることが、どれほど僕を力付けてくれているのかがよく分かる。どれほど日々の営みに意味を与えてくれているのかがよく分かる。
子供達が僕にそうしているように、誰かを頼るということは、その人に力を与えることでもあるのだ。その人に存在理由を与えることでもあるのだ。
自分が「無力」であることを恐れさえしなければ、恥じさえしなければ、その「無力」によって誰かに何かを与えることができる。助けることができる。
「無力」を使うということ。
それは誰もが平等に与えられている、尊い力なのだ。
コメントを残す