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山頂にて誰を思うか

元日の今日、ひととき家族を離れて1人で山に登った。

山頂付近から見える海。

 

太陽の光を照り返して、瀬戸内の海は光っていた。

高校生の頃、友人と山に登って同じような景色を一緒に眺めていると、

「こういう時って、自然にあいつのこと考えてしまうな。」と当時彼が恋していた相手のことを言っていた。

そうかもしれないと思った。

恋とはこういう景色を見た時に、自然に心の中で相手を想うことを言うのかもしれない。

そんなことを思い出しながら、では42歳の自分は今この景色を見ながら誰を想っていたか?と振り返ると。

自然に心が求めたのは誰かというと。

僕の心が求めたのは…。  

鑑真である…(笑)

 

大丈夫か…。なんかだいぶ急ぎすぎてる気がするぞ…。

今から1300年近く前、鑑真はなぜ5度も渡航を失敗するほどのリスクを犯しながら、両目を失明するほど疲労困憊しながら、海を渡り異国の日本に戒律を伝える決意をしたのか。

日本からの要請があったにせよ。自国の反対を押し切り、命をかける程の行動を支えたものは何だったのか?

その心の有り様を理解したかった。

そこに何か大きなヒントがある気がする。  

光る海を見ながら岩場で瞑想し、鑑真のその大きな心に自分を重ねてみる。

1300年の時を超えての愛慕。

もはや出家してしまいそうである…(笑)

 

ということで(どういうことで?)皆様、明けましておめでとうございます。

今年もこんな感じでいろんな時空を生きつつも、2018年的な現実をしっかり見据えて地に足をつけて歩んで行きたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

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