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デヴィッド・リンチと創造性

今日、アマゾンで本を見ていたら、類似商品の欄に、デビッド・リンチという名前が。←最近この手の書き出し多いな…(笑)

デビッド・リンチといえば、「イレイザー・ヘッド」や「ロスト・ハイウェイ」を撮った映画監督。世間的に彼を有名にしたのは「ツイン・ピークス」だろうか。

その鬼才の映画監督が、意外な本を出していた。

「大きな魚をつかまえよう―リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン」デヴィッド・リンチ著

「リンチ流アートライフ」? う~ん。気になる。

「瞑想レッスン」? 創造性を開発する瞑想ということだろうか?

「大きな魚をつかまえよう」? なんかポジティブ。大きな魚とはアイデアのことか?

が、それ以外の説明が一切無し。レビューも無し。

なんだろう。とても気になる。

そこでアメリカのAmazonで原書を調べてみると出てきた。

やっぱり瞑想をつかっての創造性の開発であったり、アイデアの捕らえ方といった感じのようだ。

でも、レビューを見てみると、単に彼はTM瞑想の実践者ってことか。

世代的に言ってもありえる。

時間があれば買ってみよう。(僕の瞑想熱がぶり返していたら買ったんだなと思ってもらっていい。)

最近、創造性とかアイデアと言えば、フレームワークを使って広げたり、ブレーンストーミングや6色ハット、マインドマップのような考具を使ったりというのが主流だけど、

ジョン・レノンが瞑想を学んだように、スティーブ・ジョブズが座禅を実践したように、60年代後半のヒッピームーブメントを通過した人達は、

思考であれこれ練るのではなく、マインドの奥底にある神秘の世界の扉を開けることで創造を成そうとしていた。

その結果、彼らの作品にはどこか思考では割り切れないような、奥行きと神秘といかがわしさがあったように思う。

あのスティーブ・ジョブズがフレームワークを使ってあれやこれやと考えたようには思えない。やはり座禅をして完成形をイメージでしっかりと見ていたのだと思う。

そこには脈絡も理論もなく、最初から完成形のイメージがあったはずだ。

フレームワークというのはむしろ、脈絡もなく現れた完成イメージの特性を忘れてしまわないように固定したり、左脳に理解させたり、マーケットに落とし込む時に役立つツールだと思う。

創造とはもっと突発的なものだ。

決して思考の結果としてあるのではなく、むしろ思考しすぎた結果、左脳が疲れ果てて思考が死んでしまうことによって、その奥から現れるものだ。(それはつまり瞑想家が呼吸によって思考を追い出すことと、構造的には同じことだ。)

アイデアは思考するまでもなく、既にあっちの世界にあるのだ。

流れている無数のアイデアを、思考で乱さないように息をひそめて捕らえようとするだけでいい。

さあ、大きな魚をつかまえよう!

って、あれっ、言ってもうた(笑)

買うか。

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